翻訳ブログ

山口県の翻訳・DTP会社チヨマキ・ワードのCHIYOKOです。

20代、アメリカで働いていたころの私の愛車は10年落ちのボロボロなシボレーだった。毎日片道10分の通勤に使う程度だったので、ボロボロだったけど、なんとか動いてくれていたので特に気にすることもなかった。よく言われるように、アメリカには日本のような車検制度はなく、調子が悪くなったら修理するっていうゆるいスタイルだったので、「故障したときに修理する」ってパターンで乗り続けていた。

ある日、いつもどおり朝に出勤してパーキングに駐車し、いつもどおり夕方に退社しようとエンジンをかけたら・・・・音がしない上に何も起きない・・・(ギリっとか、プシューっとかもない)。おかしいなぁ~とりあえすボディを確認しようと車外に出てみると、車の周囲に小さな金属の玉が散乱しているではないか? よく状況がつかめないまま、なんならその玉は自分とは関係ないって(なんだろうこの金属の玉?誰がまき散らかしてんだ?って)思っていた。いつもの故障だって思い、仕方がないので車屋さんに連絡して出向いてもらった。そしてその金属の玉が私の車からなぜだか出ちゃったベアリングのボールだったことを知ることになった。いったいどのタイミングでこんなことになったのか不明だったけど、これには、修理してくれたアメリカ人もびっくりだったみたいで、(自動車大国の)日本人なのによくこんなボロボロな車を運転してるってあきれられた。

それから10年程経って日本で翻訳に携わるようになり、自動車関連の翻訳をやらせてもらったとき、「ボールベアリング」って単語が出てきた。「あれね、あれ、たくさん見たことあるし。」って、ひとりだけ得したような気持ちになった。翻訳者は意外と本物に触れる機会が少ないのだ。人生、何が役に立つか分からない。様々な経験を積んだ翻訳者が重宝されるんだ(苦笑)。

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