翻訳ブログ

chiyoko

山口県の翻訳・DTP会社チヨマキ・ワードのCHIYOKOです。

チヨマキでは、各地の美術館や博物館から英訳のご依頼を受注することがある。その殆どは各作品についての詳細な説明分であるため、理解するためにじっくり読み込む必要がある手ごわい文章が多い。

英訳は、弊社のエース級のネイティブ翻訳者さんが担当してくれる。美術館や博物館関連の案件はご指名を頂くほど人気の翻訳者さんだ。アート系だからなのか、どうしても日本語原文には抽象的表現が多く使われているのだが、彼の訳出は、参照用として支給する作品データをきちんと鑑賞してくれているのがわかる仕上がりになっている。結果として、クロスチェックでは、すっかり鑑賞者の立場で読み進めることができる。

チャンスがあるときは、その美術館や博物館をこっそり訪ねて、「説明文」と併せて実際の作品を鑑賞させてもらうときもある。そのときは本当にニヤニヤが止まらない。そういえば、ホテルや旅館のHPのときも同じだ。こっそり訪ねて、ニヤニヤしてしまう。早くまたいろんなところへ出向いて、ニヤニヤしたいものだ。

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少し前まではPE(ポストエディット)のに対するマイナスな意見だけしか目にしなかったように思うが、最近はそこは特に触れることなく「普通にひとつの案件としてやってますよ。」って雰囲気のものをよく目にする。私もPE案件は前と比べて少しだが作業し易くなったんじゃないかと思っている(だからこそ、人がやる翻訳に価値があることをより意識しているつもりだ)。

チヨマキは小さな翻訳会社。基本は「なんでもやりますよ」ってスタンスだ。ずっと刀で一本で戦えるわけじゃない。鉄砲も使えてこその侍だと思う。現場はいつの時代もそうなんじゃないだろうか。いろいろなオプションを駆使してより良いオプションが提案できるのが、特に私たちみたいな小さな会社のいいところなんだと信じている。

先週どこかで『MTを使って生産性があがるなら、それもまた面白い』ってフレーズが目に入った。これだよこれ!! 最近忘れそうになってたけど、『面白い』は基本だ。(長州藩は海防強化のために西洋式の鉄製大砲を鋳造するための反射炉の築造を計画していた・・・あの時代にだ。面白過ぎる。勇気もらえるな。そして、チヨマキも長州人だよ)。

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MTまたはNMTで翻訳してもらうには適切な日本語が使用された原稿でなければならない。『プリエディット(pre-edit)』がより重要になってくる(日本語原稿段階での意味不明の句読点の使用が原因で、訳出がそれ以上に意味不明になることがある←現在こちらは『ポストエディット(post-edit)』での対応となることが殆どだ)。
しかし、現状は『プリエディット(pre-edit)』作業は、各翻訳者が作業時に前後の意味や「行間を読む」ことで翻訳に反映させている。つまりは「翻訳作業」に含まれている。思えばライターでもない翻訳者が原稿修正をするのは少々リスクが高いのではないだろうか。

それならば「テクニカルライティング」の需要が高まるのだろうか?!

予算的にそれは厳しいのか?!

「ポストエディット(post-edit)」同様に「プリエディット(pre-edit)」は人が頑張る仕事なのではないだろうか(原稿の出来不出来によっては、この『プリエディット(pre-edit)』が意外と重要な作業になりそうな予感もする)。

山口県の翻訳・DTP会社チヨマキ・ワードのCHIYOKOです。

きっとみ~んな知ってる文芸翻訳者さんのTwitterに、
翻訳力を伸ばすには
「大量の原文を深く読みこむ」
「力のある日本語の文章に大量にふれる」
「大量に翻訳して修正を繰り返す」しかないのだが、・・・ってあった。

「大量に翻訳して修正を繰り返す」って作業を会社員時代に10年ほど経験できたことが私の原点だ。しかもこれをお給料を頂きながらやってたってんだから、いい時代だったんだなぁ。

「力のある日本語の文章に大量にふれる」ってのは、著しく足りてない。「力のある日本語」ってとこがキモなんだろう。

「大量の原文を深く読みこむ」は、「大量の原文を読む」レベルならできてるけど、「深く読みこむ」とこだよね。

多分これっていうゴールはないけど、プロセスは楽しめる。

山口県の翻訳・DTP会社チヨマキ・ワードのCHIYOKOです。

チヨマキは、小さな翻訳エージェントだ。直受けクライアントさんからの業務もあれば、同業他社さんからの下請け業務もある。起業したばかりのころは、生意気にもより多くの直受けを目指してたりしたが、10数年経った今は、どっこい(笑)どちらの仕事も大切だとしっかり自覚している。

実際、どちらもやらせてもらえるからこそ分かることもたくさんある。

同業他社さんからの案件では、比較的新しいツールをOJTで使わせてもらえたりするので、業界全体の流れみたいなものを教えてもらえてとても有り難い。

どちらもやらせてもらってて気が付くことを実務に反映させる場合といえば、チヨマキからフリーランス翻訳者さんに依頼するときだ~できるだけ翻訳作業に集中してもらえるように心がける。参考資料を精査したり、参考にする優先順位を付けたり、データのハンドリング手順をできるだけシンプルにしたり・・・・・。一般的に言われる「仕事は準備8割・仕事2割」から、準備の部分はできるだけこちらでクリアにして、目標としては「準備2割・仕事8割」くらいで依頼したいと思っている(翻訳者さんにはできるだけ翻訳に集中してもらいたいと思っている)。

*若き社内翻訳者だったころ、ベテランのフリーランス翻訳者さんに「翻訳以外のことはしたくない!!」ってキレ気味に言われたなぁ。でも準備0割ってのはないでしょ(苦笑)。

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先週は、久しぶりにIreland在住の英語ネイティブスタッフと一緒の案件に携わった。彼は日本に5年くらい住んでいたことがあるし、頭もキレる。ただ、日本語は殆どできない(こういう人実は多い(笑))。

しかし、彼は文章の推敲がめちゃくちゃできる。ひと昔前のネイティブチェックって言われる作業とは一線を画しており、彼がやるのは英文の推敲なのだ。日本語原稿の介入がない分、朱記については慎重で、「ここは、多分~ってことを言いたいんだよね」とか「XXXなら、YYYに変更した方がいいよ」とか修正にあたってのメモみたいなこともちょいちょい入れてくれる。日本語のロジックと英語のロジックが違うってのはよく言われること。案件にもよるのだが、彼みたいな人に推敲してもらうと仕上がりのキレがいいんだよね(←「キレ」についての詳細は突っ込まないで欲しい(苦笑))。一緒に作業している私もかなり勉強になる。うちの受注案件の性質上、正直彼の出番は多くないけど、彼の仕事がAIに取って代わられることはないだろう。誇るべき人間にしかできない仕事だ(笑)。

ただ、私の好みの仕上がりなんでしょって言わないでぇ~。

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今週は、翻訳者さんのツィートで知った英語文法チェックの「Grammarly」を使ってみた。使い方次第だって思うけど、なかなか優秀だ(無料バージョンなのでセキュリティの関係上当然仕事には使わない)。

ネイティブ翻訳者さんの訳文チェックしてると、「日本人の私には間違いに思えるけど、これはネイティブ的にはOKな表現なのかも・・・・」って疑心暗鬼になるときがある。ちょっと「Grammarly」を試してみよっかなってことで一部抜粋した状態で確認してみたら、「間違い!!!」だって言ってくれた。なるほどね。それでも、本当にちゃんと機能しているのか、どの程度の間違いを見つけることができるのかを確認するために、さらにわざと間違いのある文章を何個か入力して、「Grammarly」を試す私(←ヒマなのか)。結構ついてくる(笑)。

最近よく言われるように、こんなにいろいろ優秀になると、人間にはより一層「間違いを見つける力」が求められる。でもね、たとえ「Grammarly」が間違いって言っても、人間がOKって言ったらOKなんじゃけぇね。忘れちゃぁいけん。

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午後から『Trados Studioで簡単に用語集をつくるには』ってウェビナーを受講した。Trados歴は長いけれど、なぜかMultiTermはあまり得意じゃない。誰かが作ってくれた用語集はもちろん使えるけど、ゼロから自分で作るのが得意じゃない。そんな私にとっては、今回のこのタイトルは十分魅力的だ。

しかし・・・私の知りたかったSTEPは「みなさんもうご存じだと思われますが・・・」って言葉でスキップされた(←そうか、そこまでも行ってないのね私(地味に凹んだ))。
それでも、知らなかったアドインソフトについても知ることができたので、聴講して正解だった。

オンライン講義、セミナー、ウェビナー・・・と最近はバンバン聴講させてもらっているので、内容がすっ飛んでしまいそうになる。もったいない、もったいない。なるべく「なにか1つだけでもすぐに取り入れる」ってことは心掛けている。とりあえず、アドインは明日から使ってみよう。

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1ヶ月にわたった「通訳翻訳フォーラム2020」も今日が最終日となってしまった。まだ半分くらいしか聴講できていないので、私の中では9月も引き続き録画機能を利用させてもらう予定だ。

そんな中、いくつか聴講したマーケティング的な内容を含む講座内で「ブティック型」なる用語を何度か耳にした。「洋服屋さんみたいに、一人一人に細かく対応します」って雰囲気の言葉なのかしらって漠然と理解していたつもりだったのだが、全編英語の講座内でも使用されていたので、こりゃビジネス用語っぽいなってことで気になって調べてみた。

翻訳会社のしばりではネット上ではあまり使用されていない感じたけど、ざっくりと言えば『ブティック型エージェント(小規模エージェント)』ってことらしい。更には、それなりの得意分野(特定業界・職種)がある会社・・・とかもあった。

チヨマキはブティック型エージェントってことじゃろね。ならば、ブティック型をしっかりアピールできるようにいろいろ発信していかんといけんじゃぁ~って、原稿書きは続く続く。

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自分の中のアナログとデジタルの狭間を感じている。

ここのところいろいろな翻訳支援ツールについて勉強させてもらってる。必死でついて行ってる感じだ。個人的にはまだまだ「デスクトップ型がいいわぁ~」って強く思っているが、時代は「クラウド型」なんだろう(苦笑)。

クラウド型は何度か使っているが、やはり、とにかく、どうしても「遅い!!!」って、作業中に無駄にイライラが蓄積していく(「5G」になると嘘みたいに解消されるって期待していいんだよね)。待ってる時間も1日単位で考えると、作業工数に実は影を落としている。あと、言わせてもらえば(苦笑)、作業が途切れることで訳文理解って言うか、ロジックが途切れて、そのたびに振り出しに戻らされてる気がして仕方ない。最終的に気持ちが切れることが多い(←私だけ?)。

自動翻訳のところ、PE済みのところ、あいまい一致から翻訳したところ、新規翻訳したところ・・・ってな感じで全体のツギハギ感がこれまで以上にすごい!!! 最終的にこれを全体的に推敲する仕事って誰かがするのか? 

過渡期ってこんな感じなんだろうか?(初めてTradosって便利って思えるようになるまで、1年くらいかかった気がする~私)
AIは興味深いし、ブームっぽいし、今の流れは必然だろうけど、便利なんだか不便なんだか分からなくなりそうなときもある。いずれにしても、様々な案件に最善の方法で対応できるように準備はしっかりすべしだな(私)。

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