翻訳ブログ

2021年5月の記事

山口県の翻訳・DTP会社チヨマキ・ワードのCHIYOKOです。

ディープなんとかとかグーグルなんとかとか、今や機械翻訳システムは誰でも無料で使うことができる(もちろん情報漏洩やセキュリティの問題には要注意)。

どの翻訳会社でも機械翻訳システムやそのほか様々な便利ツール(私たちはセキュリティ対策が施された有料バージョンのシステムやツールを使用します)は他社から調達できるので(もちろん大手さんは自社開発システムでしょう)、ある程度のスキルのある人間が作業を行えば、どれを選択してもアウトプットそのものに大きな差はないのではないだろうか。だとすれば各案件に最も適したシステムやツールを選択できるかどうかが1stステップとして重要になってくる。翻訳会社としては、お客様のニーズをしっかり理解し、そこから逆向きに思考して作業フローを徹底的に検討した上で提案できる力が求められている。

産業翻訳は材料から完成品を作る、ある意味「ものづくり」だと思っている。大手翻訳会社さんが引き受ける何千ページにもおよぶような大量ボリューム案件だけでなく、私たちのような小さな翻訳会社がお引き受けできる例えば100ページを下回るような比較的ボリュームの少ない案件であっても、様々なシステムやツールを駆使して作業フローを工夫することで、以前とは比較にならないくらいの短い納期でより高い品質の最終納品物が実現できる時代だ。

より価値ある最終納品物にするためにも、多種多様なツールの中から最適なものを選択・組み合わせて、ベストな翻訳者さんをアサインして、期待に応える結果を出すことが私たちのゴールだ。

山口県の翻訳・DTP会社チヨマキ・ワードのCHIYOKOです。

20代、アメリカで働いていたころの私の愛車は10年落ちのボロボロなシボレーだった。毎日片道10分の通勤に使う程度だったので、ボロボロだったけど、なんとか動いてくれていたので特に気にすることもなかった。よく言われるように、アメリカには日本のような車検制度はなく、調子が悪くなったら修理するっていうゆるいスタイルだったので、「故障したときに修理する」ってパターンで乗り続けていた。

ある日、いつもどおり朝に出勤してパーキングに駐車し、いつもどおり夕方に退社しようとエンジンをかけたら・・・・音がしない上に何も起きない・・・(ギリっとか、プシューっとかもない)。おかしいなぁ~とりあえすボディを確認しようと車外に出てみると、車の周囲に小さな金属の玉が散乱しているではないか? よく状況がつかめないまま、なんならその玉は自分とは関係ないって(なんだろうこの金属の玉?誰がまき散らかしてんだ?って)思っていた。いつもの故障だって思い、仕方がないので車屋さんに連絡して出向いてもらった。そしてその金属の玉が私の車からなぜだか出ちゃったベアリングのボールだったことを知ることになった。いったいどのタイミングでこんなことになったのか不明だったけど、これには、修理してくれたアメリカ人もびっくりだったみたいで、(自動車大国の)日本人なのによくこんなボロボロな車を運転してるってあきれられた。

それから10年程経って日本で翻訳に携わるようになり、自動車関連の翻訳をやらせてもらったとき、「ボールベアリング」って単語が出てきた。「あれね、あれ、たくさん見たことあるし。」って、ひとりだけ得したような気持ちになった。翻訳者は意外と本物に触れる機会が少ないのだ。人生、何が役に立つか分からない。様々な経験を積んだ翻訳者が重宝されるんだ(苦笑)。

山口県の翻訳・DTP会社チヨマキ・ワードのCHIYOKOです。

10年前と比べて最近は動画コンテンツ関連の翻訳を依頼されることが多くなった(動画だけでなく、パワーポイントのテキスト箇所にナレーション翻訳を入れる案件も多い)。ターゲット言語への翻訳後は、その原稿は字幕として使用されたり、人や機械によって実際に音声化されたりと用途は多岐にわたる(チヨマキでは翻訳まで実施)。

内容も、観光関連の動画に始まって、製品の取扱いや社内教育等に使用される動画など通常の翻訳案件と同様にソフトからハードまで様々だ。

ご発注頂いた場合、通常の翻訳案件と同様にターゲット言語のネイティブ翻訳者にアサインするのだが、チヨマキでは特にナレーション翻訳が得意な翻訳者にアサインしている。口語調ということもあり訳出後の文字数/word数が増えることも多い。字幕で使用される場合は文字数制限がある場合もある。実際の動画を確認して画面が切り替わるタイミングなども考慮しながら、なお且つできるだけ分かりやすい表現で仕上げてくれる翻訳者/チェッカーが求められる。

実は動画コンテンツには今までプロの翻訳者によって翻訳されてこなかったテキストも数多く存在しているという。今後、動画コンテンツがより一層身近なものになっていく中で、機械翻訳が身近で利用できるようになってきたからこそ、人間が丁寧に仕上げる翻訳へのニーズが高まることが予測される。ソース言語と違わないくらいスムースに頭に入ってくる高いレベルのターゲット言語翻訳を目指したいところだ。

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