XML文書を使ってどのようにマニュアルを作っていくの?
翻訳、編集、チェック、納品という工程の進化版で、編集の工程が自動工程になります。
TRADOSとFrameMakerを使用した翻訳、編集、チェック、納品という工程の進化版と考えていただくと分かりやすいかもしれません。
どのような進化かと言いますと、一番分かりやすいのが、編集にかかわる工程が自動で行われる・・・ということです。
ただ、『自動』というと、かなり画期的だ!と思われるでしょうが、この『自動』が誤解を招く原因で・・・
「圧力鍋を使うと1分で自動的にカレーライスが出来上がります!」みたいに、圧力鍋さえ使えば勝手ににカレーが出来上がると思い、すぐにでも圧力鍋が欲しくなっちゃいますよね。
でも、自動的にカレーを作るためには、当たり前ですが、まず材料を買ってきて、玉ねぎやニンジンを切って、調味料と愛情(!?)を入れて・・・といった具合に下準備が必要です。いくら圧力鍋を使ったからといって、このような下準備を怠るとおいしいカレーは出来上がりませんよね。XML自動組版も、最初にそれなりの入念な設定や準備を怠ると、いくら自動で組版できると言っても、完成品にはほど遠いマニュアルしかできなくなってしまいます。
ただ、翻訳にかかわる工程は、FrameMakerのデータを翻訳するよりかは簡単で・・・XML文書を変換することなく、そのままのXML文書形式をTradosのTag-Editorを使用し翻訳するといった、翻訳者にとっては作業のしやすいデータ形式ですね。
では、具体的にどのようにXML文書でマニュアルを制作しているかというと、、、 翻訳は、TradosのTag-Editorを使用し、XML文書を翻訳します。
翻訳済みXML文書とXSLスタイルシートの2つをXSLTプロセッサ(代表的なものはxalan、saxon)でXSL-FOに変換します。XSL-FOを処理する組版エンジン(例えば、XSL-Formatter)によって、印刷やPDF出力などの出力結果が得られます。
分かりやすく図にしてみました。